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生い立ち

私の店は、いつも敷居が高いと言われます。高額な商品ばかり扱う高級店のような雰囲気で入店しづらいと誰もが言います。 しかし実際は違うのです。

もともと田舎のしかも古臭い頑固親父のいる農家で育ちました。 生家は築100年以上もたつ土間のある薄暗い家で、小さな頃は友達を呼ぶことがはずかしいと思ったものです。
最近ではこのような建物は古民家と呼ばれ憧れの住居であるようですが、 当時私にとってこの住まいは貧乏人の象徴的な住居でしかなかったのです。 必然的に貧乏を覆い隠すがごとくお金持ち風にデコレーションするすべを本能的に身に着けてしまったのです。 中身はたいしたことはないのに豪華に見せてしまう姑息なテクニックは小さな頃からの習性で、これが現在の禍として現れたのです。
本当はたいしたことは無いのです。身構えず普段着のままご来店くださいませ。

コーディネイトの原点

小さな頃はデパートや百貨店などに行った記憶がありません。
洋服を買ってもらった記憶もありません。
我が家は自給自足の生活に近いものがありました。
洋服は近所のお兄さんの払い下げがダンボール箱に詰められ、いつともなく(シーズン関係なく)我が家に届く仕組みになっていたようです。 そして不足分は洋裁のできる母が作ってくれました。
しかし、私は人一倍おしゃれがしたかったのです。 払い下げの限られたワードローブの中から一番センスの良い組み合わせを常に模索する少年だったのです。 現在で言うレイヤード風の着重ね(長袖シャツの上に半袖シャツを着重ねするなど)はすでに幼少期から実践済みです。 当時の写真を見ますと、どうやら私は産まれた時から薄い生地で何重にも着重ねされていたようです。 我が家には厚手の物資が足りなかったようです。 そんな生活環境の中で育ったせいか、洋服に対する執着心とアグレッシブなファッション感性が独自のセンスで養われたと推測されます。 足りないことを知っている人間は、限られた条件下で知恵をフルに使い成長するものです。

 

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